onachuの育児や家こと

床に落ちたおもちゃやシンクの米粒などありのままの写真(笑)を載せた一般家庭ブログ タマホーム東海限定に住んでいます!

31歳でアテローム脳梗塞になった夫の話 

私の夫は31歳でアテローム脳梗塞を発症しました。

初めての病気、初めての大きな病院・・・色んなことを考え、色んなことがわかりました。

現在(2023年7月)脳梗塞が閉塞したと思われ3回目の入院をしています。

後遺症は一切なく、話したり歩いたりに問題はみられません。

現在は若年性の脳梗塞も増えていると聞きますが、夫は発症から1年経った今でも原因がわかっておらず、皆さんの参考になるかわかりませんが、同じ状況にある方、脳梗塞と診断され不安な気持ちを抱えている方に、少しでも参考になればと思い、少しずつ書き留めておきたいと思います。

突然の一過性脳虛血発作

忘れもしない7月のある日。

わたしはイライラいていた。4歳と2歳になる息子と遊びもせず一階でテレビを見ている夫に。階段を登ってくる音に、「やっときた」と思っていた。

部屋に入ってくるなり、夫が「あれ?足が動かない」と私の足元に敷いてあった布団にごろんと転がった。

ベットに座りながらその姿を見ていた私は「今来たところなのになにやってるんだか」と思ったのを、今でも鮮明に覚えている。

1分ほどすると夫が「治った。なんだったんだろう?」と言って起き上がった。

症状がすぐ収まったこと、足元に布団が引かれていたのもあり転がったように見えたことで、私は「大丈夫ー?」くらいで、深刻な状況だとは一切考えつかなかった。

この時、一過性脳虚血発作の存在を知っていれいれば、このとき救急車を呼ぶ発想があれば、今の状況が何か変わったのだろうかと、思う日々を繰り返している。

 

その日から一カ月以内に、軽い痺れが3回ほど起きた。

家に一緒にいる時に4回目が起き、すぐ治った。その時に夫は「これで四回目。さすがに何かおかしいから、明日脳神経外科に行く」と行った。

私はそれが四回目だと知らず、早く行った方が良いと思い近所の脳神経外科を探した。

次の日、会社を休み脳神経外科に夫は出かけた。

私は次男と近所の公園で遊んでいた。その時夫から電話がきた。

「キアリ奇形といわれたから、今からB病院へ行く」

初めて聞いた病名だった。

検索すると小脳が奇形しており手術が必要、突然死する可能性もあるとのことで不安な気持ちでいっぱいになった。

その日に何か治療してもらえるのだろうと思って夫の帰りを待っていたら、病院のMRIが予約でいっぱいで、予約だけして帰ってきた。MRIを受けられるのは2週間後だった。

病院について

その病院は県内1くらい大きな病院で、県外からも患者がくるほど有名だった。

大きな病院にかかるのは初めてで、初めての病名で、受診がそんな先で良いのかわからず、2週間の間に何度か病院に電話し夫の状態やMRIを早められないか聞いたが、現在は症状がなく緊急性が低いとの判断からか、早めることはできず、何か重篤な症状が起きないか不安な日々を通常通り夫は仕事に通いながら過ごした。

初めての大きい病院

9月初旬、初めてのMRIの日。

午前中にMRIを受け、幸いなことにその大病院は徒歩10分の所にあったので、夫と歩いて帰宅途中、病院から電話があり今すぐ病院に来てほしいとのことだった。

 

病院につくと脳神経内科の先生から「脳梗塞がみつかりました」と話された。

撮ったMRIをすぐ見て脳梗塞をみつけ、すぐ連絡をくれたのだ。

一番最初に訪れたクリニックで言われたキアリ奇形ではなく、太い動脈が狭窄しているのと、脳梗塞の小さな傷跡が3か所見つかった。

7月に起きていたしびれはその時に起きた傷跡のようだ。

一週間後にまたMRIを受けることになり、次回からは脳神経外科を受診することになる、血液がさらさらになるシロスタゾールを処方されて帰路についた。

病院受診後に思うこと

  • 言われていることがわからず帰路についてから疑問や不安になる
  • 大きな病気のはずでも診察は時間がかかる

以前、家族にステージ1の癌が見つかった時も、入院は一か月後だった(同じ病院ではない)「脳梗塞」と聞くと大変な病気だ!今すぐなにか治療を!と思うが対応は早くないことを知った。定期健診の高齢者と同じように順番を待つことに苛立ってしまった。みんなそれぞれ症状があるというのに・・・

初めての入院は突然に

9月中旬、二回目のMRI。この日から担当がA先生になった。

MRI後先生からの話。

  • この一週間で新しい脳梗塞はできていない
  • アテローム脳梗塞だと思われる
  • 車の運転はだめだが、仕事にいっても良い
  • 24時間一人になってはいけない

右側の太い動脈が狭窄するアテローム脳梗塞だった。

この一週間の間に調べまくりTPAの治療はできるのか等今度は色々聞くことができ、先生に医療関係者かと聞かれたがネットで調べたというと少し恥ずかしくなる。

TPAの治療は時間が経っている、詰まっているのが血栓ではないためやっても効果がない、脳出血のリスクが高くなるとのこと。

ネットでTPAで脳梗塞が開通するとでるが、発症から4時間以内と限られた時だけでなく、条件でしかできないと知り、悔しさを覚える。

先生の話では、仕事に行くときもバスや電車を利用して1人になることがないようにと話をされるが、私もいつも夫のそばにいられるわけではないし、バス停に行く間1人で歩くこともあるし、いつ再発するかわからない状況ではいられないと話すと、その場で入院が決まった。

まさか今日入院になると思っておらず焦った。話が終わるとその場で夫と別れる。

仕方ないことではあるが不安で一杯だった。

また、一週間程度と聞いていた入院が結果19日になった。

理由は

  • 思いのほかする検査が多くなった
  • 薬を飲む中で薬疹がでた(発疹のみ)

入院したのだから回復に向かう術や原因がわからないと・・とのことで多くの検査を行った。

※どのような検査を行ったかは後日記載します。

19日後、夫は退院した。

発症後まもないこともあり、強めの薬を処方される。飲み続けるのはリスクもあるため、いずれは弱い薬にかえていくということ。

 

 

 

コロナワクチンとの因果性

脳梗塞の大きな原因といわれる血圧やコレステロールの値も正常で、様々な検査を行ったが、この年齢の若さで発祥することは極めて希であり原因がわからなかった。

同年三月、主人は三回目のコロナワクチンを接種した。熱は軽かったが、それ以降、「寝たはずなのに一日ぼーっとする」という症状が起きていた。